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2025.06.09

#375 「北海道浦臼町の若手農業者グループが開発した新しい調味料!『sosogu』とは?」の巻

あなたがよく使う調味料って何ですか?

編集長の立川晴の輔です。食事をする時に、様々な味の変化を与えてくれる調味料。

代表的なのは、砂糖、塩、酢、醤油、味噌、ですかね。よく言う「料理のさしすせそ」です。味噌と醤油は日本の味と言っても過言ではありません。でも、その味噌作り、醤油作りに欠かせないのが、塩。まずは塩が誕生したことが大きいのです。塩は、調味料としての活用だけじゃなくて、食材を腐敗から守る天然の防腐剤の役割もしています。塩があっての味噌・醤油。では「最も古い調味料は、もしかして塩?」と思いきや、人類最古の調味料は、お酢なのですって!お酢は、紀元前5,000年頃から作られていたという記録があるそうです。日本には4~5世紀頃に中国から伝えられたとされています。

今回はそんな「調味料」にまつわる話題!舞台は、北海道の浦臼町

浦臼町(うらうすちょう)は、北海道空知総合振興局管内にある町。石狩川右岸に位置する町である。樺戸郡に属する。wikiより引用

ここで活動する「べじらいぶ」という若手農業者グループが「sosogu」というちょっとユニークな調味料を開発して、地元で数量限定の先行販売を行ったところ、大人気であっという間に完売したそうです。一体、どんな調味料なのでしょうか?

「べじらいぶ」の代表、折坂あさひさんにお話しを伺います。

晴の輔 大人気の「sosogu」とはどのような調味料なのでしょう?

 

折坂「これは“調味料の素”なんですね。小瓶に浦臼町で生産された野菜を乾燥させたものと、ハーブが入っていて、購入されたお客様自身で、調味料を注いで完成する商品なのです。2種類ありまして一つは『sosogu にんにく醤油の素』というのがありまして、こちらにはお客様がご自宅で醤油を注ぎます。もう一つが『sosoguハーブオリーブ油の素』、これはオリーブオイルを注いでいただき、半日から1日寝かせることで完成するんです。」

晴の輔 なるほど!購入した人が最後に仕上げるってことですね。完成したものは、どんな料理と相性がいいのですか?

折坂「『にんにく醤油』の方は、ほんとに何にでも合います。私が一番おいしいと思ったのは、ゆで卵にさっとかけたとき。まさに一瞬にして“煮卵”のような味になって、驚きました。『オリーブオイル』の方は、チーズを使った料理、たとえばグラタンやパスタにぴったり。でも、私が感動したのは、なんと“ざるそば”ですね。」

晴の輔 えっ、ざるそばに?オリーブオイルの方ですよね!?

 

折坂「そうなんです。かけてみると、ハーブの香りがふわっと立って、そばをすすった瞬間に“ちょっとこれは料亭?”となりました」

 

晴の輔 それは食べてみたいです。でも完売していると聞きました。

折坂「私たち“べじらいぶ”というグループは、夏になると新鮮な野菜をマルシェや直売所などで販売しているのです。できるだけ新鮮な状態で、安く、そして美味しく味わってもらいたいという思いで活動しています。でも、私たちの地元・浦臼町って、冬はすごく雪が降るのですね。そのため、1年を通じて野菜を届けられて、地元の方にも応援してもらえるような“特産品”を作りたい、という思いから生まれた商品なのです。」

晴の輔 折坂さんの、情熱・エネルギーを感じます。「sosogu」を通じて、どんなことを発信していきたいですか?

 

折坂「私自身、農業を本格的に始めて3年目くらいです。それまでは恥ずかしながら札幌で音楽活動をしていました(笑)。でも地元に戻ってきて、強く感じたのは、浦臼町の農家さん、いや全国の農家さんが本当に大変な作業をして、野菜を作っているということ。そうした偉大なことをもっと多くの人に伝えたい。今、ニュースなどで“食料不足”とか“米不足”って言われているけれど、農作物ってそんなに簡単に生産できないのです。ですから少しでも若い方が農業に関心を持つきっかけとして、この商品が役に立てば、と思っています。」

折坂「その言葉とてもステキです!」

 

晴の輔 今後はどのように展開していきたいですか?

折坂「この商品は、最初から最後まで全部、自分たちの手作業で作っています。まずは町内の人たちに知ってもらって、それから北海道全体に向けて発信していきたいです。秋ごろには、また販売を再開できるように、べじらいぶのECサイトや、店舗、浦臼町のふるさと納税などでも取り扱ってもらえるよう準備を進めています。」

 

【どっちだ!?晴の輔】

毎週スタッフから二者択一のお題が出ます。私がそれを選ぶというコーナーです。

晴の輔さんが、べじらいぶが作ったsosoguを最初に味わいたいのは・・・

・「sosoguにんにく醤油の素」を味わいたい

それとも

・「sosoguハーブオリーブ油の素」を味わいたい

どっちだ!?晴の輔

 

えー、これはねどっちも味わいたい…どっちの調味料か…えーっと、うん、じゃあ!決めました!

 

 

「ごめん!両方味わいたい」

 

だって、両方とも売り切れなのでしょう?

今日は「北海道浦臼町の若手農業者グループが開発した新しい調味料!『sosogu』とは?」というトピックスでお届けしました。驚きました。透明な小瓶の中に乾燥させた野菜やハーブなどが入っていて、そこに自分で醤油やオリーブオイルを注ぐことで調味料として完成する!まさに「sosogu」ですよ。ざるそばに合うとおっしゃられていました。かけて食べてみたいな!次の販売が待ち遠しいです。

そんな「べじらいぶが作ったsosogu」に

それでは、次回もお会いしましょう。立川晴の輔でした。

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      立川晴の輔

      落語立川流 立川志の輔一門
      1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ
      東京農業大学農学部卒業

      ◆経歴
      平成 9年(1997) 立川志の輔に入門。志の吉を拝名
      平成15年(2003) 二ツ目に昇進
      平成20年(2008) 東西若手落語家コンペティション グランドチャンピオン
      平成25年(2013) 真打に昇進。志の吉から晴の輔へ改名

      東京八重洲、町田、千葉、川越の独演会をベースに全国各地での落語会、子ども落語会、企業落語講演、結婚式の司会等で活動中。